以前オーガニック食材の見分け方をご紹介しましたが、手に入らない場合などはこちらの方法で食材についた農薬を落とすことができます。
参考『オーガニック食材の見分け方まとめ』
(このページの最後にもリンクを張ってます。)
また、農薬だけでなく、みずみずしさを保つために塗られたワックスや、防カビ剤なども同じ方法で落としたり減らしたりすることができます。
農薬、ワックス、防カビ剤を落とす方法
洗って有害物質を除去
下記の3ステップで洗うことで、食材についた農薬・ワックス・防カビ材などの有害物質を減らすことができます。
1.500mlのぬるま湯(20度くらい)に対して、塩5g小さじ1程度を溶かす。
2.野菜やフルーツを入れて1分間漬ける
3.流水で洗い流す
簡単ですね。塩のかわりに酢を使うこともありますが、食材によっては味がついてしまうこともあります。また酢を薄めすぎてしまうと効果が半減してしてしまうのでご注意ください。
塩の場合は2%~10%の塩水は酢や野菜用の洗剤よりも効果があるとの実験結果もありますし、安く手に入る塩で十分と言えるでしょう。
洗う際の注意
注意していただきたのは、絶対に食器用洗剤は使わないこと一度野菜に付けてしまうと表面の小さな穴に入り込み、流しても落ちにくいので使わないでください。
下ごしらえをして有害物質を除去
調理前の野菜などの下ごしらえでも、有害物質を減らすことができますので、是非、下ごしらえの手間を大切にしてください。
下ごしらえ | 方法 | 効果 |
---|---|---|
アク抜き | 食材を水や湯につけて、苦み、えぐみなどのアクを抜くこと。(ナス、ごぼう等) | 水につけることで残留農薬や硝酸塩を減らすことができます。 |
茹でこぼす | 食材と水を一緒に火にかけ、沸騰したらザルなどにあけゆで汁を捨てること。食材のアク、渋み、ぬめり、臭みなどを取り除くことができます。 | アクと同時に残留農薬も減らすことができます。 |
水にさらす | たっぷりの水に浸し、しばらくそのまま置くこと。 | 残留農薬などの有害物質は5分~10分で水の中に溶け出すと言われています。 |
板ずり | 食材に食塩をまぶし、まな板に押し付けながらゴリゴリと転がすこと。(きゅうり、フキ、オクラ等) | 浸透圧の作用で水分が出てきますが、同時に農薬や有害物質も吸い出されます。 |
湯通し | 食材を熱湯にさっと通すことで、臭みや油気を抜くことができます。 | 肉や魚の有害物質を減らすことができます。 |
湯むき | 熱湯につけたり、コンロであぶった後冷水にとって皮をむくこと。(トマト等) | 洗っても落ちにくい表面の穴の中に入り込んだ殺菌剤、殺虫剤などを取り除くことができます。 |
湯引き | 食材をサッと熱湯にくぐらせ、冷水に放つこと。 | 肉や魚の有害物質や脂肪に残っている塩素系の有害物質を減らすことができます。 |
血抜き | 臭みを取るため、水にさらすなどして肉や内臓の血を抜くこと。 | 有害物質を多く含む血を抜くことで有害物質を減らすことになります。 |
身をしめる | 塩や酢により余分な水分や生臭さが抜け、身が引き締まります。 | 塩や酢で水分を抜く際に、一緒に有害物質も吸い出されます。 |
振り洗い | 深めのザルに食材を入れ、ザルごと水の中に入れて振るように洗うこと。 | 素材表面に付着した有害物質、汚染物質を減らすことができます。 |
ワタを取る | 背ワタ、ハラワタをとること。(海老は背中の黒い紐のようなものがワタです。) | 背ワタ、ハラワタにたまった有機水銀や汚染物質を減らすことができます。 |
オーガニック食材の見分け方まとめオーガニック(USDAが定める定義)
【オーガニック】とは(「有機の」の意)有機農業による生産物であること。
(広辞苑より)
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