日本との違い
日本の処方薬の受け取り方といえば、病院から紙の処方箋を受け取り、調剤薬局に持っていき処方してもらう、というのが一般的かと思います。中には病院内に調剤室があり、そこで処方してもらうことも出来ますよね。
しかしアメリカでは、病院に併設されている薬局は殆どありません。毎回必ず自分が登録している薬局(自宅の近くを指定する人がほとんど)で調剤してもらうことになります。
薬を受け取る流れ
病院でかかりつけの薬局を登録する
病院に調剤薬局を確認されます。その際の注意点は、自身の保険も必ず確認することです。病院だけでなく、薬局や薬も加入する保険プランによってカバーされる範囲か決まるので注意してください。
最後にもう一度リンクを張りますが、こちらもあわせてご覧ください。
『【簡単解説】アメリカの医療保険』
オンラインで処方箋を送ってもらう
医者が薬が必要と判断すると、オンラインで薬局に処方箋を送ってくれます。
薬局に取りに行く
薬が準備でき次第、調剤薬局からテキストメールもしくは自動音声の電話があります。あとは受け取り専用の窓口に行って、薬の自己負担額を支払います。
かかりつけの調剤薬局で受け取るメリット
一括管理できる
複数の病院にかかって、それぞれ薬を処方されても、薬局が一つなので組み合わせがよくない薬などがあればアドバイスももらえるという安心感があります。
こちらアメリカでは日本に比べて薬剤師の社会的地位が高く、時に医師に対して意見することもあるほどです。
追加の薬が簡単に手に入る
また日本と違うことは、処方箋が1年有効で、飲んでいる薬が無くなってしまったら、再度病院に行くことなくリフィルをもらえるということ(医師が回数制限かけている場合もあります)。私は妊娠中、悪阻を軽くする薬を3ヶ月ほど飲んでいましたが、なくなりそうになると近所の薬局に取りに行けばいつでも貰えたので便利でした。
産後の生理を安定化させるため、ピル(経口避妊薬・低用量ピル)を飲んでいた際も医師が回数制限をかけていましたが、医師への電話一本で再度処方箋を送ってもらえ、病院に行くことなく手に入れることができました。
かかりつけの調剤薬局で受け取るデメリット
薬局にストックがない場合は数日待つことも
薬局によっては医師の処方する薬が品薄の場合があり、数日待つ可能性もあります。