お料理

おうちステーキ【美味しい・上手な焼き方】ベンジャミンステーキの紹介

コロナの営業制限を受け、ニューヨークでは様々なお店がテイクアウト・デリバリーでの営業を始めました。普段はテイクアウトをやっていないような有名店、高級店もサービスをはじめ、家でゆっくりお店の味(に近い味)を楽しむことが出来るようになりました。

今回ご紹介するBenjamin Steak House(ベンジャミン・ステーキ・ハウス)もコロナの営業制限でテイクアウト(店から10ブロック内であればデリバリーも可)を始めたお店の一つです。

ベンジャミン・ステーキ・ハウスのこと、そしてテイクアウトしたお肉の上手な焼き方(これはスーパーで買ったお肉などにも応用していただけると思います)をご紹介いたします。

ベンジャミン・ステーキ・ハウス

お店の紹介

ベンジャミン・ステーキ・ハウスは、世界一美味しいステーキを提供すると称されるピータールーガー・ステーキ・ハウス(NYで最も有名なステーキハウス、Peter Luger Steak House)で、マネージャーだったベンジャミン氏と、そこで長年シェフをしていたアウトゥーロ氏がオープンさせたステーキハウスです。

ブルックリンにあるピータールーガーとは違い、こちらはマンハッタン・ミッドタウン、グランドセントラル駅に近い便利な立地にあります。接客も非常に丁寧で、観光客にも人気、日本人客も多いため(グランドセントラル駅周辺には日系企業のオフィスが多いのも一因かも)、日本人の接客に慣れているスタッフがいるのもポイントです。

ミッドタウン在住の私たちもこちらのお店にはよく行っていて、家族や友人がNYに遊びに来た際も必ず紹介 or 連れていくお店の一つです。

既存のお店の真裏に近年オープンしたベンジャミン・プライムは、既存のベンジャミン・ステーキ・ハウスより明るくモダンな雰囲気、二階席は広々としていて、子連れにもおすすめです。

ランチタイムにはハンバーガーも提供していて、一度ママ友と食べたことがありますが、さすがはステーキハウス、肉厚でジューシーなパテが堪らなく美味しかったです。

【メニュー】テイクアウト・デリバリー

現在、コロナの営業制限を受け、ベンジャミン・ステーキ・ハウスは熟成肉のテイクアウト(10ブロック内であればデリバリーも可)を始めました。

(以下、メール本文より転載します)

美味しい・上手な焼き方

フレンチのシェフ水島弘史氏がすすめる、化学的な視点の低温調理法による焼き方を参考に、調整いたしました。

フィレミニョン、リブアイ、ポーターハウスの焼き方

①お肉を常温に戻す

焼く1時間前に冷蔵庫から取り出し、常温に戻します。

この際、油の塊があれば牛脂として後ほど利用するため、切り取っておきます。

(アルミの深皿に入って販売されておりますが、そのまま調理に使います)

 

②キッチンペーパーを油に浸し、お肉を包む

乾燥を防ぐため、キッチンペーパーを油(サラダ油でもオリーブ油でも)に浸して、お肉を包みます。このとき塩コショウの味付けは絶対にしないでください。浸透圧の関係で肉の水分が外に出てきてしまいます。

③オーブンに入れる

キッチンペーパーで包んだまま、248℉(120℃)に余熱をしたオーブンに入れます。

この際、買ったときについてきたアルミの深皿に入れると洗い物が少なくて済みます。天板にアルミホイルも敷いてもよし、スキレットなどのオーブンに入れて大丈夫なフライパンでもOKです。

肉の内部の温度を測るため、温度計をお肉の中心部に刺しておくと良いです。

④中心温度が53度になるまで焼く

中心温度が53度になるまで、温度計で確認しながら待ちます。

肉の厚さやオーブンのクセなどによって異なりますが、我が家の場合は、フィレミニョンで30分→裏返して20分、リブアイで20分→20分ほどで到達しました。

⑤塩・コショウをして、フライパンで焼く

フライパンで香ばしく焼き上げます。十分温めたフライパンに油を少し引き(とっておいた牛脂があればそれを使ってください)、片面を30秒ほど焼き色がつくまで焼きます。あくまで焼き色が付けばOK,焼き過ぎ厳禁でお願いします。

⑥アルミホイルに包んで、肉を休ませる

焼き上げたお肉をアルミホイルでぴったりと包んで、5分ほど休ませます。こうすることで、肉の温度が適度に下がり、切った際に肉汁があふれ出すのを抑えてくれます。噛んだ時にジューシーな味わいになります。

パテ(ハンバーグ)の焼き方

パテの焼き方はいたってシンプル、簡単です。

①フライパンをしっかり予熱する

フライパンをしっかり予熱してから焼き始めます。水をたらしてジュッというくらい、熱々に熱してください。

②油を薄くひいて焼く

初めは強火で焼きます。フライパンはテフロン加工のものがおすすめ。スキレットなどの鉄のフライパンで焼く場合は油を多めにひいて、両面に焼き色が付いた時点でキッチンペーパーなどで余分な油をふき取ってください。

しっかり焼き色がついてからひっくり返します。あまりいじらない押さない、何度もひっくり返すのももちろんNGです。ひっくり返すのは3回までです。

③蓋をして蒸し焼きにする

弱めの中火にして蒸し焼きにします。これも温度計を刺して中心温度が53度になるまで待てばパーフェクトです。大体7分くらいです。

最後に(我が家の食卓から)

ステーキハウス、2歳0歳の子供がいると気軽に行けませんでしたが、テイクアウトがはじまり、家でゆっくり美味しいステーキを楽しむことが出来るようになりました。

おうちステーキ、是非お楽しみください。

NYで最も有名なステーキハウス、Peter Luger Steak HousePeter Luger Steak House ピーター・ルーガー・ステーキ・ハウス ニューヨークで最も有名なステーキハウス、Pet...